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バフェットとゲイツ [small talk(椿特許事務所 喫茶室)]

何気なくテレビをつけると、ディスカバリチャンネル(japan.discovery.com)で、ウォーレン・バフェットが母校のネブラスカ大学(リンカーン校)で、ビル・ゲイツと共に米国の大学生相手の質問に答えるという番組をやっていました(番組名「ビジネスの巨匠たち バフェットとゲイツ」)。

番組クレジットでは、2006年の著作物となっていました。「ドッグイヤー」(この言葉、今でも使っている人いるのか?)な現代社会ではだいぶ昔の対談になるのかもしれません。

お二人とネブラスカ大学の大学生の話す英語に興味を引かれて見始めましたが、内容も面白く、ついつい最後まで見入ってしまいました。

ユーモアや、観客を楽しませようとするサービス精神など、日本とアメリカは、ある意味全く違う文化圏に属しています。こういう2人を生み出すアメリカという国は、やはり面白い国です。

「10年後に何をしていたいか?」という学生の質問を受けて、バフェットは「今の仕事が好きだから、10年後も毎朝起きて仕事に行きたい」と答えており、今を生きることを心から楽しんでいることが伺えました。過去に囚われず、未来に惑わされず、かけがえのない(二度とは来ない)今現在を大切に生きよ、というのは、キリスト教や、仏教(特に禅の思想で顕著)での根本思想の1つとなっています。

ふと思うと、地味な仕事ですが、私の10年後も今の仕事を続けていたいと願っていたりします。いや、野望を持って、これからもっといろんなことを学んで、10年後には今よりもパワーアップした明細書や意見書を書ける弁理士になっていたいと思っていたりもします。


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【補足】
恐らく、番組と同じ内容を収録したDVDがこちら。↓

バフェット&ゲイツ後輩と語る 英日バイリンガル版―学生からの21の質問【DVD付き(英語字幕)】

バフェット&ゲイツ後輩と語る 英日バイリンガル版―学生からの21の質問【DVD付き(英語字幕)】

  • 作者: センゲージラーニング
  • 出版社/メーカー: 同友館
  • 発売日: 2008/06/30
  • メディア: 単行本


興味のある英語教材の内容を何度も繰り返して聞いて、それを声に出して真似て、暗記して身振り手振りでリピート(暗唱)できるようになれば、あなたの英語力は相当なものになっていることでしょう。よい教材が簡単に手に入る、いい時代になりました。


阪大生・手塚治虫ー医師か?マンガ家か?(大阪大学総合学術博物館 第13回企画展) [small talk(椿特許事務所 喫茶室)]

法科大学院(ロースクール)ができたときから、講師として毎年、大阪大学を訪れています。(教員・講師はこのような方々↓)
http://www.lawschool.osaka-u.ac.jp/introduction_teach01.html

大学に行くと、大御所の先生からは様々な知識を吸収させて頂くことができ、また、学生の皆さんとは様々な情報を交換することができて、フレッシュな気分になります(明らかに、教わることの方が多い)。

一昨年にも本ブログで紹介しましたが、大阪大学(豊中キャンパス)には、一般の方にもお勧めなところとして、「総合学術博物館」があります(↓)。

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総合学術博物館の開館時間は、10:30~17:00(日曜日・祝日・年末年始は休館)で、うれしいことに入館が「無料」です。建物の1階にはカフェがあり、外を見ながら軽食や喫茶を楽しむこともできます。
http://www.museum.osaka-u.ac.jp/jp/index.html

総合学術博物館では、時折、企画展や講演会などが開催されます。

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現在は、阪大生であった手塚治虫に関する企画展(「阪大生・手塚治虫ー医師か?マンガ家か?ー」)が行われています(2011年6月30日まで。お早めに)。

展示では、手塚治虫の貴重な原画や愛用した道具などを見ることができ、また、手塚治虫が生きた時代の日本の状況を知ることができます。1970年代生まれである筆者は、漫画では「ブラック・ジャック」、アニメでは「ジェッターマルス」などを見て育った世代になります(「鉄腕アトム」、「ジャングル大帝」、「リボンの騎士」などは、再放送で見ていました。あと、忘れてはいけない名作は、「メルモちゃん」(笑))。
「アドルフに告ぐ」を読んだのは、北九州の港の近くの高校の図書館だった覚えがあります(あの頃は、まさか自分が関西に住むなんて夢にも思っていなかった)。

手塚治虫は「漫画の神様」と呼ばれていますが、創作活動に関わる方は皆、自分の世界を創り上げる点で、その世界の「神様」であり(分かり易い例としては、漫画家や小説家は、登場人物の人生や作品の中の世界を、神様の視点から決定することができる)、その点も理解されているのかもしれません。

次回の企画展も楽しみにしています。

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大阪大学創立80周年記念展
豊中市制施行75周年記念事業
大阪大学総合学術博物館 第13回企画展

 会  期:2011年4月28日[木]~2011年 6月30日[木]
      10:30~17:00 入場無料
       日祝休館。ただし5月3日,4日は開館
 会  場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館
 主  催:大阪大学総合学術博物館
      大阪大学創立80周年記念委員会
 共  催:大阪大学大学院医学系研究科
      豊中市・豊中市教育委員会
 協  力:手塚プロダクション
      大阪大学21世紀懐徳堂
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一昨年に書いたこの博物館の記事↓
http://tsubakipat.blog.so-net.ne.jp/2009-06-04

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仙台を訪れて(1) [small talk(椿特許事務所 喫茶室)]

飛行機に乗る前の少しの時間でしたが、仙台の街を歩く機会に恵まれました。仙台を訪れるのは十数年ぶりのことでしたが、昔と変わらず緑に恵まれた、美しく心休まる街でした(3月の震災から丁度100日目のことでした)。

(1)仙台朝市

「昭和20年、空襲で焼け野原となった仙台駅前に多くの露店が立ち並びました。通称“青空市場”の誕生は、絶望と混乱の中でなんとか立ち直ろうと歩み始めた人々にとって、糧を担う大切なところでもあったのです。それが“朝市”の起源と伝えられています。」

(仙台朝市商店街振興組合WEBサイトより)
http://www.sendaiasaichi.com/

ビルが建ち並ぶ仙台駅西口からほんの少し歩いたところに、仙台朝市商店街があります。ここでは、新鮮な魚、肉、野菜・果物類など、宮城県や東北の豊かな食材を手に入れることができます。内には食堂もあり、定食やラーメンを食べることもできます。

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仙台での料理がおいしいのは、新鮮な食材を提供してくれる海や大地に恵まれているのに加え、料理が趣味であった伊達政宗の影響があると言われています。

筆者は子供の頃から市場が大好きで(食材を見るのも、食べるのも、活気ある人を見るのも)、現在も市場の傍に住んでいるぐらいの市場好きです。日本、外国とあちこちの市場を見ましたが、仙台の市場も活気にあふれ、楽しいところでした。

また、仙台の市場には、沢山の「ホヤ」が並んでいたのが印象的でした(筆者はホヤ好きであり、こんなに大量のホヤを扱っている市場をみたのは初めてのことで、胸躍りました)。「ホヤ」は、小さいパイナップルのような形をしており、釣りをしていて針に引っかかると、フライドチキンが釣れたように見えます。

新鮮なホヤは生食もいいですが、燻製にされたそれは、ホヤのあの濃厚な味をさらに濃縮した味で、ホヤ好きの方にはたまらない一品です(お土産などで売られています)。

次回仙台を訪れたときには、新鮮な食材を肴に、一ノ蔵の日本酒などをちびちびと(東京農業大学名誉教授小泉武夫先生の言葉を借りるならば、「コピリンコ、コピリンコ」と)やりたいものです。

なお、仙台朝市には「アメ横ビル」があります。産業財産権にからめると、「アメ横」の名前の由来などに関して、「アメ横事件」(名古屋地裁・平成2年3月16日判決、昭和63年(ワ)1192号)なども参照のこと。

(続く)

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一銭青銅貨、レアアース [small talk(椿特許事務所 喫茶室)]

財布の中を見てみると、10円玉に混ざっていつのまにか桐一銭青銅貨(昭和12年(1937年)発行)が。

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昭和12年(1937年)というと、日中戦争が始まり、日本が出口の見えない戦争の時代に突入していった年です(個人的には私の父の誕生年でもある)。

物資の節約の観点から、その翌年には臨時貨幣法(議会の承認なしで貨幣を政府が自由に変更できるとする法律)が公布され、この桐一銭青銅貨の鋳造も中止となりました(一銭黄銅貨へと変更された)。

その後も日本の物資の不足は深刻になるばかりであり、昭和15年(1940年)には少額硬貨は全てアルミニウム製となり、太平洋戦争後期には、物資の海上輸送が事実上不可能となったことから、アルミニウム(主にボーキサイト)も不足することとなりました。(なお、米国においても太平洋戦争時には銅の不足から、1セント硬貨に銅を用いなかった時期があるそうです)。

思えば私の子供時代(福岡県の港の近くの町で過ごした1970~80年頃)には、学校や家庭で、「日本は資源が乏しい国なので、日本を発展させるためには知恵を絞るしかないのだ」、という教育を受けました。

現在でもレアアース問題など、様々な資源問題が話題に挙がりますが、日本の科学力・外交能力など様々な知恵をしぼって、また知的財産権を国策としてうまく使うことで、日本の将来をよりよいものにしていかなければならないと思います。

【追伸】

そんなことを考えていたら、丁度、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)で、「希少金属代替材料開発プロジェクトの拡充の公募について(予告)」が掲載されていました。公募期間は、平成22年12月下旬頃~平成23年1月下旬頃とのこと、日本の将来を担うテクノロジーの開発プロジェクトへ参加を希望される方は、ご留意下さい。
http://www.nedo.go.jp/

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造幣局の桜の通り抜け、ブログ300回目など [small talk(椿特許事務所 喫茶室)]

今年は東京での仕事の合間に、皇居のソメイヨシノを見ることができたり、京都の各所や、大阪などでもきれいな桜を見ることができ、有意義な春を過ごすことができました。

ソメイヨシノの季節が終わる頃に、大阪は、造幣局の「桜の通り抜け」のシーズンを迎えます。

「桜の通り抜け」とは、通常は立ち入ることができない造幣局の構内を開放して頂き、そこにある美しい桜を一般に公開するものです。

造幣局の桜は遅咲きの八重桜で、満開時の美しさは言葉にならないほどに素晴らしいものです(花弁が黄緑色の桜など、今まで見たことありますか?)。

「桜の通り抜け」は、1883年(明治16年)の春に第1回目が行われ、今年は127周年とのことです。127周年にちなみ、今年は127種類の桜を見ることができます。

「桜の通り抜け」の日程は、毎年、開花の時期に応じて変わるのですが、今年平成22年は、4月14日(昨日の水曜日)から4月20日(来週の火曜日)までの7日間とのことです。「夜9時」まで行われています。

お勧めのイベントですので、仕事帰りや、週末あたりに是非お出かけ下さい。筆者も関西に引っ越して来てから、ほぼ毎年のように行っています(遠方からの客人の接待が多いです)。


【「桜の通り抜け」データ(独立行政法人造幣局のWEBページより一部転載)】

・平成22年4月14日(水曜日)から4月20日(火曜日)までの7日間
・平日は午前10時から午後9時まで
・土曜日・日曜日は午前9時から午後9時まで

・地下鉄谷町線・京阪本線「天満橋」駅(京阪東口・2号出口)下車徒歩約15分
・JR東西線「大阪天満宮」駅(JR2号出口)下車徒歩約15分
・JR東西線「大阪城北詰」駅(3号出口)下車徒歩約15分

詳細は、独立行政法人造幣局のHPをご覧下さい。
http://www.mint.go.jp/sakura/index.html


【追伸】

本ブログは、今回で300回目を迎えることができました。お忙しい中読んで下さっています皆様、誠にありがとうございます。

門松と同じで、桜の季節を迎える度に、自分も誰も1つ年をとり、また、時代が流れていることを痛感します。

人間としても、弁理士としてもまだまだ修行が足らず、これからますます進歩・成長しなければならないと思う今日この頃です。できるならば遅咲きの八重桜のように・・・。

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