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ワシントンDC便り(2) [報告・知財に関する談話]

米国バージニア州 Birch, Stewart, Kolasch & Birch, LLP事務所(BSKB)Summer Training Programに参加している当事務所の弁理士ITより2度目のレポートが送られてきたので、掲載しておきます。

椿特許事務所
弁理士TY


以下、弁理士ITからのレポートを掲載(写真も弁理士IT)
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ITです。お元気ですか?
ロッキーギャップから帰ってきました。今日は休みなので、遅れている日記を送っておきます。

2009.6.14 ショッピング&Hauptmanさん訪問

今日は日曜日です。講義は明日からなので、朝からタイソンズコーナー
http://www.discoveramerica.com/jp/washington,-d.c./dc-tysons-corner-center.html
という巨大ショッピングモールに、滞在中に着る洋服を買いに行きました。

tysons corner_edited-1.jpg

ショッピングモールには、ラルフローレンやギャップ、LLビーンなど、日本でもよく知られているブランドが店を構えていました。
しかし、いざズボンを探してみると、サイズの合うものがなかなか見つかりません。
数多くの店を探し回るうちに、こちらの人の平均ウエストサイズは38(決して細くはない私で32です)くらいであることがわかりました。恐るべしハンバーガーパワーです!
ショッピングモールが巨大なので、探し回るうちに、ふくらはぎをつってしまいました。


夕方からは、現在CAFCで勤務されている、大阪のI事務所のK先生と合流し、K先生のご紹介で、Hauptmanさん、Meiさんと会食させていただきました(K先生、その節はありがとうございました)。

Mr Hauptman_edited-1.jpg

Hauptmanさんは、Lowe Hauptman Ham & Berner,LLP
http://www.ipfirm.com/
という特許事務所を経営されており、Meiはその事務所のメンバーです。行き先は、すしレストランでした。そこでは、Hauptmanさんが前日釣ったという、Rockfish?という日本にはいない魚の切り身をいただきました。はまちのような味でとてもおいしかったです。また、すしレストランでは、ラーメンや天ぷらなど、日本のすし屋では出てくるはずのないものも、美味しくいただきました。またMeiには、ワシントンDCのniceなbarを教えていただきました。とても有意義な夜でした。


2009.6.15Rader判事と対面&Steinさん訪問

今日は講義初日ということで、午前中のみ米国特許全般に関する講義がありました。午後からは、K社のKさんとともに、CAFCを見学させて頂きました。昨日に引き続きK先生のご好意です。

CAFC内は、厳重に警備されていました。判事のいる階にはエレベータ内でパスワードを入力しなければ行くことができません(それをK先生が知っていることがすごいことなのですが)。私はパスポートを持参していなかったので、入口を突破することさえ大変でした。
エレベータでK先生の勤務されている階に到着し、部屋を見せていただくと、そこには運良くRader判事がいらっしゃいました。Rader判事は非常に温和な方で、日本好きでいらっしゃるようでした。判事の部屋には麦わら帽子、美術品、ラムネ瓶、新幹線のおもちゃなど、日本の物がいろいろ置いてありました。

Judge Rader 2_edited-1.jpgJudge Rader 1_edited-1.jpg

さらにRader判事は、ご多忙にもかかわらず、法廷内を自ら案内して下さいました。法廷内はおごそかで、圧倒されました。法廷の裁判官が座る席の後ろにある、裁判官しか入れない部屋にも入らせて頂きました。そこは会議室のようになっており、CAFCの12人の裁判官の全員分のイスがありました。裁判官同士が話し合って、結論を決める部屋らしいです。さらに、Rader判事の法服も着させていただきました。「ここで有名な判例がいくつ生まれたんだろう」と思うと、言葉を失いました。

court room1_edited-1.jpg
court room2_edited-1.jpg

Rader判事に丁寧にお礼を言い、CAFCを出た後、我々は K先生のお知り合いのSteinさんとお会いするために、 CAFC近くのStein McEwen LLP
http://www.smiplaw.com/
という特許事務所を訪問しました。Steinさんはそこの事務所の所長です。所員それぞれが広い個室を持っており、とてもきれいな事務所でした。事務所を拝見した後、我々は夕食に招待されました。高級イタリアンです。泡のはじける赤ワイン、耳型のパスタ。和民を愛する私にはどれも生まれて初めて頂くものばかりです。Steinさんは、最近の米国の判例のトピックである、Bliski判決について私たちに話をして下さいました。K社のKさんと私は、過ぎ去った夢のような時間にため息をつきながら、帰路に着きました。K先生、ありがとうございました。もはやお礼のしようもございません。

Mr Stein_edited-1.jpg


椿特許事務所
弁理士IT

(次回へ続く(ものと信じています。) )
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